結局のところ、 政府は定年を延長して企業に中高年を押し付けたい。 企業は定年を短縮して中高年への責任なんて負いたくない。 まぁ、どっちの言い分も分かる。 が、個人的には企業の言い分の方が正しいと思う。 営利団体である企業がそう主張するのは当然の権利だし、 それに対して法整備などで落とし所を考えるのは公的機関である国の責任。 現状、やや企業に無理な要求(一回雇ったら解雇は許さず65歳まで雇い続けろ)をしているように感じる。 一昔前ならともかく、今は経験年数=能力なんて時代でもないので 変えていくしかないんじゃないかと。 まぁ、かと言って 中年の転職市場は若者に比べ圧倒的に少ない(=中年を中途採用する企業が少ない)し、 そもそも他所で通用するような汎用的なスキルなんて年功序列の前では無意味だから習得しようとしている中年なんてほぼ皆無だし、 企業内教育なんてほぼ無いし、あっても自社内でしか通用しないようなローカルネタだったり、 そもそも教育する側がただ年数を重ねただけでティーチング能力皆無の老害だったり。 そして、それ以上に重いのが 子供に金がかかる中年を潰したら少子化が加速する。 ヤバい。詰んだ。 「20代前半に子供を作って45歳で定年を迎える頃には子供は独立している」みたいな状況ならマシだが、 実際は晩婚化が進行中。 能力査定が行われないぬるま湯の中で育った中年の能力はお察しで、 その上企業は相変わらず愛社精神を重視しているので手垢の付いた中年の転職市場は絶望的。 ヤバい。詰んだ。 求められているのは、 「我慢するくらいしか取り柄の無い中年を、子供を養えるほどの給料で雇用する」方法。 無理ぽ。