”確実に儲かる”わけではないのは企業も株も一緒

 来年から新NISA開始。

世間では”年金制度が破綻するから政府が代替として用意した自己救済策(これで自分の食い扶持をどうにかしろ)”とか言われたりしているが、個人的にはトリクルダウンの代替なんじゃないかなぁと。

本来トリクルダウン理論においては富裕層が儲けたら下層もお零れに与れるって話だが、それを挙げた安倍政権以降企業業績はそこそこだがそれが従業員の給料に反映されることはなかった。
(ここ1年くらいはコロナ禍後の人手不足のせいか給料は上がっているっぽいけど)

なので企業業績の恩恵に与れる株とかの投資を推奨しているのではないかと。
もちろん投資する人が増えたら単純に”買いが増える”=”株価が上がる”=”景気が上がったように見える”みたいな思惑もあるんだろうけど、何年言い続けても給料を上げない企業にしびれを切らしたってのもあるんじゃなかろうかと。

まぁ企業としては業績が悪化しても簡単には減給・解雇ができない現状の制度下ではそうそう昇給なんかしたくないってのはあるかもしれないが…。