何事にもメリットとデメリットがある

 とある所で久しぶりにカルロス・ゴーンの名前を見たが、よくよく考えてみたら今の日本の凋落の一因ってこいつだったんじゃないかと。

コストカッターとして従業員の削減、サプライチェーンの再編のため”系列”の破壊、高額の役員報酬。

これらによって日産は経営危機から脱出したって結果を出して、それが評価されるのは分かる。
が、アホで短絡的な経営者が反作用とか長期的な影響を無視してこの手法に飛びついて、日本の良いとこを殺してしまったんじゃないかと。

いや、”古臭い日本式経営から脱皮して欧米式経営に切り替えるんだ。そのために多少の血が流れるのは覚悟の上だ。”って言うのなら分からないでもないが、リストラとか非正規への切り替えをしておきながら未だに”愛社精神”を要求するアホっぷりを見るに、何も考えていないんじゃないかと怖くて仕方ない。