一人で生きる覚悟があるのなら結婚する理由もない

 現在の少子高齢化で、たぶん致命的になったのが団塊ジュニア世代が社会人になったころが氷河期で、団塊ジュニアジュニア世代が誕生しなかったこと。

単純に収入に起因する家計的な問題もそうだが、”個人の責ではない景気の問題なのに行政や企業から見捨てられた”のも大きいと思う。

少なくとも自分が知る限り、当時行政は何かやったっけ? このコロナ対策のように雇用調整助成金とか時短協力金みたいなのあったっけ?
そして、企業はただ単純に新卒の採用数を削っただけだよね?

んで、喉元過ぎれば熱さを忘れるではないが、景気が良くなったら”そんなことあったっけ?氷河期世代が貧乏なのは自己責任だよね”。

そんなこと言われたら、そりゃあ”自己防衛”に走るよね。
結婚や出産みたいな”他人の生活を保証する”リスクなんて負えない。
だって誰も助けてくれないから。
自分のことで手一杯。

行政や企業にたっぷり甘えて、”企業に入ったら理不尽があっても我慢さえすれば妻子との生活は保証される”なんてお花畑な認識で仕事をしている(していた)団塊世代が羨ましい。

今更少子高齢化がうんぬんと騒ぐ行政も小賢しい。”御恩と奉公”ではないが、恩もない相手に何かをしてやろうという気にはならんわ。