好景気は頑張った結果という間違った認識

年功序列について勘違いしていた。

いや、正確にはバブル期の昇給について勘違いしていた。



総務省統計局の人口データを見ると、

当時は毎年100万人くらい人が増えている。



冷静に考えるとこれはスゴイ。

100万人ってざっくり政令指定都市の仙台市とか広島市、県だと秋田とか和歌山とかの人口。

つまり、仙台市レベルの都市が毎年増えるような感じ。



んで、例えば仙台市に何らか(本屋とか郵便局とかスーパーとか)の「店」と呼ばれる施設が

どれほどあるか?

たぶん1000を超えるんじゃないかと。

つまり、1000人以上の店長がいる。



んで、上で書いたが「仙台市レベルの都市が毎年増える」ってことは、

��そこまで単純に人口と店数が正比例するわけではないが)毎年1000以上の店が誕生して、

毎年1000人以上の店長が誕生していたってことになる。



そして、例として店と店長を上げたが、実際は自営業とか事業所とか色々な職場とポスト(地位)が増えていた。

つまり、純粋に人口増による内需拡大だけでポスト(地位)がべらぼうに増えていたので、

毎年店長とか事業部長とか管理職なんかが数千人増えていた訳だ。

そしてもちろん会社も儲かっていた。

ウハウハじゃん。



これが現在は毎年20万人の人口減により

店の需要が減る→統廃合などで整理→○○長の数も減る(ポストが減る)+会社の儲けも減る。

になった。



今も昔も年功序列と言われているが、実際は

人口ブーストで「年功序列(大)+ポストが次々湧いて出る」だったのが、

現在は「年功序列(小)+ポストが減る」になった訳だ。



そりゃあ、給料上がらん。



そして、おそらく国民が政治家に期待しているのが

この(企業努力なんてしなくても毎年○○長が数千人増える)レベルの好景気。

無理だろ。